フォース・マスター(超力使い)
「世界を滅ぼしたのは、俺たちが間違った力を持ったからだ、とあいつらはいった。
そいつは嘘だ。ただの狂信者どもの詭弁に過ぎない。
力は力。正しいも間違いもない。あいつらがふるった力も、俺たちの力も同じ。
ただ、そこに『心』があるかどうか、なんだ…」
●背景
フォース・マスターの生きていた世界は、人々は我々とそれほど外見に違いはありません。
ただ、人々の中には「超力」と呼ばれる超常能力の素質があり、 訓練することで(あるいは生まれつき)その力をふるうことができました。 その「超力」も様々で、過去と未来を左右の目で見ることができるもの、 物体にエネルギーを加えて強力な弾丸として発射できるもの、 物質を瞬時にエネルギーに(あるいは逆も)できるもの、と多種多様でした。
彼らは政府の特殊機関におかれ、様々な任務をこなしてきました。 ある時は表にたち、ある時は縁の下の力持ちとして。 あるいは政府に属さず、影の仕事人として、様々な裏の「仕事」に関わってきました。
しかしディーヴァは、このような「間違った世界」を許してはおきませんでした。
政府管理下におかれていた超力部隊がクーデターを起こしました。 彼らは強力で攻撃的な「超力」を存分にふるい、力無き人々を恐怖に陥れました。 クーデターは結局、能力を持たない者たちの特殊部隊(グリーンベレーのような存在)が鎮圧しました ── あまりにもあっけないほどに。 しかし力を発現させなかった人々に、そして政府上層部に「超力とは危険な力である」という認識を植え付けることに成功したのです。
直ちに政府による「超力発現者排除キャンペーン」と特殊部隊による「超力狩り」が行われました。 人々は「超力」を薬品や機械で封じられ、少しでも能力が覚醒している者は問答無用で連れ去られ、施設で一生を終えるか、実験材料とされました。
影の仕事人として超力をふるっていた組織も次々に摘発され、残り少なくなった能力者たちは全力でその原因を突き止めました。 そしてわかったことは── あの「超力部隊」のクーデターは、全てディーヴァにコントロールされたものであったこと。
真相に気づいた彼らは政府中枢部にいたディーヴァに戦いを挑みましたが、研究され尽くされ、 「超力」を封じられた彼らに為す術はありませんでした。 黒衣の女たちは余裕たっぷりに、 世界を滅ぼすスイッチ── 人々の持つ「超力の素質」を暴走させるウィルス── を発動させました。
生と死の狭間を漂っていたフォース・マスターの魂は、ドラコニスによってその意志と力を拾われました。
フォース・マスターは知っています。自分たちの持つ「力」はあまりにも危険であること。 しかしだからといって、それを否定してはいけないこと。 腕力で振るわれる剣も、自らたちの力も同じ、『心』があるかどうかでその方向が決まることを。
●能力値修正
- 「敏捷力+1」(15CP)
●追加特徴
「追加疲労点」5L(15CP)
ベーシック完訳版・P32にある同名の特徴を参照してください。
●追加技能
技能名 | レベル | 消費CP | 掲載元 |
---|---|---|---|
〈呼吸法〉 | 知力-2 | 2CP | ベーシック完訳版・P69 |
〈跳躍〉 | 敏捷 | 1CP | ベーシック完訳版・P70 |
〈忍び〉 | 敏捷 | 2CP | ベーシック完訳版・P94 |
〈心理学〉 | 知力-1 | 2CP | ベーシック完訳版・P73 |
〈調査〉 | 知力-1 | 1CP | ベーシック完訳版・P74 |
〈犯罪学/TL8〉 | 知力-1 | 1CP | ベーシック完訳版・P75 |
●格闘動作
なし
●超力
「超力(ちょうりき)」には様々な種類がありますが、このキャラクターは、精神の力を純粋なエネルギーにしてふるう能力を持っています。 これを[自在力(じざいりき)]と称します。
「超力([自在力])」はスーパーパワーとして扱います。ここにあげた他にも、様々な「超力」を持った<竜の傭兵>がいるかも知れません。
[自在力:剣](25CP) ―― パワーレベル:3(17CP)/精度レベル:敏捷(8CP)
純粋なエネルギーを、鋭い刃の形にしてふるいます。 発動させるには技の名前を叫ばねばならず、発動ごとに2点疲労します。
望んだターンの最初に、手元にエネルギーの刃が出現します。この段階では、集中も判定も不要です。 続いて通常の武器で攻撃するように、命中判定を行ってください。精度レベルが目標値となります。 目標は「よけ」が行え、失敗すると3Dの「切り」ダメージを受けます。
この攻撃では、全力攻撃は「技能+4」または「フェイント即攻撃」だけが有効です。 2回攻撃やダメージ+2などは行えません。 また部位を狙おうとすると、通常の2倍のペナルティがかかります。
攻撃の成否に関らず、攻撃後に刃は消え、1回使用したものとカウントします。 この技は1日6回までしか使えません。
本来名称 | 出展 | 増強/限定 |
---|---|---|
(直接攻撃系妖術) | 百鬼夜翔・P101 | エネルギー=力場、切り+50%、瞬間+20%、 手加減無用-10%、武器形態-20%、 『収束具』が必要-10%、1日6回-10%、疲労消費・2L-10%、 必要動作:技の名前を叫びながら手で空を切る-20%(-10%) |
[自在力:弾](16CP) ―― パワーレベル:2(8CP)/精度レベル:敏捷(8CP)
純粋なエネルギーを弾丸の形で放ちます。 発動させるには技の名前を叫ばねばならず、発動ごとに2点疲労します。 この技は1日6回までしか使えません。
望んだターンの最初に、命中判定を行います(集中は不要です)。 目標は「よけ」「止め」が行え、失敗すると2Dの「叩き」ダメージを受けます。
抜き撃ち値12、正確さ1、半致傷10メートル、最大射程20メートル。部位を狙うことはできません。
本来名称 | 出展 | 増強/限定 |
---|---|---|
(直接攻撃系妖術) | 百鬼夜翔・P101 | エネルギー=力場、瞬間+20%、手加減無用-10%、 『収束具』が必要-10%、1日6回-10%、疲労消費・2L-10%、 必要動作:技の名前を叫びながら相手に指鉄砲-20%(-40%) |
●弱点
「精神的依存/『収束具』」(-5CP)
常に『収束具』がそばにないと(あるいは身につけていないと)落ち着きません。 何らかの理由で『収束具』をはずされた場合、全ての行動に-3のペナルティを受けます。
「1日30分「超力」の鍛錬が必要」(-10CP)
危険な力である「超力」を、万が一にも暴走させたりしないように、 フォース・マスターは最低でも毎日30分は「超力」制御のトレーニングに時間を割かなければなりません。 それができなかった場合、以後トレーニングを行うまで全ての「超力」発動判定に-6のペナルティがかかります。
「過剰睡眠」(-10CP)
精神エネルギーを強く消耗するフォース・マスターは、眠ることによってその精神を癒します(普通の「疲労の回復」もできます)。 その世界での「1日の半分」の時間は眠らなければなりません。 百鬼夜翔・P145にある同名の弱点を参照してください。
「狭量/政治家」(-5CP)
「正すことのできた僅かな過ち」だけで、能力者を排除しようとした「政治家」などの権力者に強い不信感を抱いています。
●愛用品/イン・ザ・マーク
このキャラクターは、『収束具』を収納しています。 収束具は二つ一組のアクセサリー・タイプのもので、装備していると超力の発動目標値に+1されます。 二つ一組であれば、指輪・ブレスレット・アンクレット・イヤリング・ペンダントヘッドなど、何でもかまいません。
●装備
○A.B.F.(アンチ・バレット・フィールド)/ 3CG
銃弾に対する防御フィールド。
○イメージ・インデューサー/ 1CG
平凡な外見だと錯覚させる心理投影機。
○ライト・ドラゴン・スーツ/ 1CG
このキャラクターは、ライダースーツのような、隠密にも戦闘にも向いた形状をしています。 受動防御2、防護点2で、重量は1kgです。
○残りクロノジェム:5
●成長
フォース・マスターは、成長するごとに、新たな[自在力]を思い出すことができます。 ここにあげる[自在力]はその一例です。
[自在力:槍](9CP) ―― パワーレベル:1(8CP)/精度レベル:敏捷-3(1CP)
鋭い槍をイメージしたエネルギーで、敵を貫きます。 ダメージが(パワーレベル)Dの「刺し」になる他は、[自在力:剣]と同じです。
パワーレベルを上昇させるには、1レベルにつき7CP必要です。
本来名称 | 出展 | 増強/限定 |
---|---|---|
(直接攻撃系妖術) | 百鬼夜翔・P101 | エネルギー=力場、刺し+80%、瞬間+20%、 手加減無用-10%、武器形態-20%、 『収束具』が必要-10%、1日6回-10%、疲労消費・2L-10%、 必要動作:技の名前を叫びながら手で空を刺す-20%(+20%) |
[自在力:棍](5CP) ―― パワーレベル:1(4CP)/精度レベル:敏捷-3(1CP)
杖術の達人がふるうがごとき、重い一撃です。 ダメージが(パワーレベル)D+(パワーレベル)の「叩き」になる他は、[自在力:剣]と同じです。
パワーレベルを上昇させるには、2レベルにするのに4CP、3レベルにするにはさらに3CP(合計7CP)必要です。
本来名称 | 出展 | 増強/限定 |
---|---|---|
(直接攻撃系妖術) | 百鬼夜翔・P101 | エネルギー=力場、瞬間+20%、追加打撃+20%、 手加減無用-10%、武器形態-20%、『収束具』が必要-10%、 1日6回-10%、疲労消費・2L-10%、 必要動作:技の名前を叫びながら拳を突き出す-20%(-40%) |
[自在力:矢](14CP)
[自在力:弾]を、より鋭く、正確なエネルギーの矢として射出します。 ダメージは(パワーレベル)Dの「刺し」となり、部位を狙うこともできます。 [自在力:弾]に「刺し」+80%、「ピンポイント攻撃」+40% の増強を加えたものとみなしてください。
[自在力:壁](9CP) ―― パワーレベル:1(8CP)/精度レベル:知力-3(1CP)
1ターンに一度、敵から物理攻撃や超常能力で攻撃を受けた際、 それを「止め」る壁(あるいは盾)を作り出すことができます。 この壁は、術者の直前のヘクスの一辺にそって出現します。 「止め」の目標値は「精度レベルの2/3(切捨て)+(戦闘即応などの修正)」です。
「止め」に成功した場合、ダメージ決定ダイスをパワーレベルの2倍の数だけ減らすことができます。 この防御を行うと、成功・失敗に関らず2点疲労し、 次のターンは[自在力:壁]を除くあらゆる[自在力]は使えなくなります。
この技は、1日6回までしか使えません。 パワーレベルを上昇させるには、1レベルごとに7CP必要です。
本来名称 | 出展 | 増強/限定 |
---|---|---|
障壁 | 百鬼夜翔・P118 | エネルギー=力場、瞬間+20%、 スーパーパワー以外も『止め』られる+50%、『収束具』が必要-10%、 1日6回-10%、疲労消費・2L-10%、 必要動作:技の名前を叫びながら手を突き出す-20%(+20%) |